眼への紫外線の影響はどのようなものか?

投稿者 :メガネのイシガミ on

・眼への紫外線の影響はどのようなものか?

そもそも紫外線とは?

紫外線は、波長の長さで

「A波(UVA)長い波長」

「B波(UVB)真ん中ぐらいの波長」

「C波(UVC)短い波長」に分けられます。

波長が短いほどエネルギーが強くなりますので身体への影響は大きくなります。

(上記掲載の図は東海光学様の資料を基にして作り変えております。)

 

太陽から降り注ぐ光線には、目に見える「可視光線(かしこうせん)」の他に、

「赤外線」「紫外線」「X線」「ガンマ線」「宇宙光線」などがあります。

 

UVCは最も肌や角膜などの細胞に対しての外傷性が強くなりますが、ほとんどがオゾン層などに吸収されます。

 

フロンガスなどの排出によってオゾン層の破壊がおこり、紫外線全般が人間に影響を及ぼすと言われているのはこのことからです。

 

オゾン層が形成されている場合では地表にはほどんと届いていないと言われております。

 

UVBは皮膚や眼に有害といわれております。

 

UVAは長時間浴びた場合の身体への影響は懸念されていますが直ちに危険な状態になるということはないと考えられております。

 

UVC>UVBUVAの順になっており、短波長ほどエネルギーが強く影響が強く出ますが、オゾン層などでほとんど防がれ地表にまで届きにくい光線です。

 

 

 

 

・紫外線は反射して眼に入ります

紫外線は太陽から直接的に照射されるものと、地面や自然界の建造物に反射して目に影響を及ぼします。

アスファルトの地面や海面や川なども紫外線を反射します、スノースポーツなどでは雪が紫外線を反射します。

またメガネのレンズも後ろや斜め後ろなどからレンズに光が当たり紫外線が目の中に反射して入ってくることもありますので裏面UVカット(紫外線カット)レンズ加工がオススメです。

 

反射光も楽になるうえに眼のケアも同時に行えますのでこの裏面UVカットコーティングは優れものです。
裸眼の場合には様々な方向から紫外線が眼に飛び込んできますので、将来の疾患に向けてのケアを考えられている場合にはサングラスやUVカット付きのメガネなど検討していただくと良いと思います。

 

最近ではレジャーやアウトドアなどの需要増加によりサングラスや調光レンズをご検討される方も増えております。海や川のレジャー、山登りをされる方やスノースポーツをされる方は是非ご検討ください。

 

なぜなら、山登りに関しては高度が上がるごとに眼に入る紫外線の量が確実に増えます。1,000m級の山の場合では平地と比べて紫外線が10~20%程度増えるといわれております。


季節を問わずアイケアは大事ですが、夏の砂浜で5%~20%程度紫外線の反射光が増えます。

 

雪山では約60%~80%を反射し普段過ごしている環境より紫外線量が格段に多くなるので、紫外線対策とアイケアが重要になります。

 

 

 

 

左の写真が従来コートで裏面UVカットをしていないと裏面からの反射で眼に紫外線が入ります。

 

右の図は裏面UVカット95%しますので眼の健康を考えられている方にオススメするコーティングです。ほとんどのレンズに裏面UVカットコーティングを施すことができます。

 

 

 

・日に当たると、肌が日焼けをします。眼も日焼けします。 

眼に入る可視光線(光)は情報を脳に伝える大切な器官です。唯一外界に接している人間の内臓でもあります。可視光線(光)は我々にとって欠かすことのできない情報を伝える役割を持っていますが、紫外線を多く浴びすぎると様々な問題がでます。

 

 

 

日中に太陽光を浴びていると肌は日焼けします。

眼の場合には日焼けというのは不正確で、酸化するというのが正解に近い考えだと思われます。

 

卵をフライパンに落とした時は白身の部分は透明ですが、熱を加えると酸化して白くなります。

 

同じことが眼球でも起こりますが、幸いなことにオゾン層や大気、そして人間の角膜や水晶体(さらにその奥の硝子体)などによって酸化するのを予防したりしております。

 

人間の場合にはサングラスやUVカットレンズ付きのメガネを使うことで更にガードを固くすることが可能です。

 

 

眼が日焼けをすると、上図の真ん中の楕円形の水晶体の部分が白濁します。

 

水晶体に強い紫外線を浴びせたり年齢を重ねられると白濁して白内障などになります。

 

若年層でもレーシック手術を行った場合に、角膜の細胞が破壊され水晶体で紫外線を受け止めることが多くなってしまい白内障になる場合もあります。

船乗りなど海に関するお仕事をされている方などはその他にも「翼状片」という状態になったりして視力の低下や見え方の悪さに繋がったりしますので、できるだけメガネやサングラスなどでのケアを怠らないようにしてください。

 

 

 

 

・紫外線予防のための、サングラスやカラーレンズメガネを選ぶポイント

 

レンズのカラーと濃度(濃さ) ≪眼の「楽さ」に繋がります≫

別の記事で「薄めのカラーレンズをおすすめします」

が、あるので

 

好みのカラーについてはそちらの方を参照していただいてイメージを膨らませて頂ければと思います。

 

 

POINT.1 紫外線(UV)カット率

サングラスやカラーレンズメガネを選ぶ際に重要なのは紫外線のカット率です。表記は様々ですが「紫外線透過率〇〇%」などと表記されています。

 


ほとんどのサングラスやメガネにおいても基本的にUVカットコートはもともと付いていますのでカット率は99%以上になります。海外のハイブランドなどは100%カットを謳っているものもあります。

 

その他に重要なのは裏面からの反射のUVカットコートを施すかが重要になります。紫外線から眼を守るために裏面反射防止コーティング(裏面UVカット)が非常に効果的です。

 

 

 

POINT.2 レンズ濃度

紫外線透過率と共に、重要なのがカラー(レンズの濃度・濃さ)です。

レンズが濃ければ濃いほど紫外線をカットしてくれるわけではありません。極端な例ですが、レンズにカラーが付いていなくても紫外線をカットできます。

 

レンズのカラーは光の光量を調節する機能です。ですので、カラーが濃いレンズほど眼に入る光の光量を減らすので刺激が少なくなり眼が楽に感じます。カラーが薄いレンズだと光の光量が多くなり刺激が大きくなります。

 

レンズカラー濃度に関してはファッション性も兼ねておりますので店頭にてスタッフと相談していただくのが良いかと思います。

 

その他に「薄めのカラーレンズをおすすめします」特集もありますのでイメージを膨らませて頂ければと思います。

 

 

 上写真クリックで「薄めのカラーレンズをオススメします」へ→

 

 

 

 

 

 

POINT.3 法律

 

可視光線透過率(かしこうとうかりつ)について。

光を通す割合で、0%~100%の数値で表されます。
0
%に近い方が光をカットし、100%に近い方が光を通します。

 

日本の法律で定められております。

  • 視感透過率(可視光透過率)8%以下のレンズ:運転用又は路上での使用禁止

  • 視感透過率(可視光透過率)75%未満のレンズ:薄暮又は夜間時における運転用又は路上での使用禁止

 

以前は夜間運転の際にはサングラス濃度25%以上のレンズは規制があり使用禁止でした。

現在は運転者だけでなく路上歩行時でも適用されます。

全てのサングラスやメガネレンズ装用者の方に対して、レンズ濃度に関して規制の対象です。

 

厳密なところでは、

透過率8%以下のレンズは使用禁止

透過率75%未満のレンズは夜間使用禁止

ということになります。

 

透過率

利用シーン

100~75

普段使用に適している。ファッション性も高い

70~40

普段使用に適している。目が透けて見えるため、目の動きや表情が分かりやすくどのようなシーンでも着用できる。ファッション性も高い

30~8%より上

濃度が高いので眼の負担は少ない。普段使いに適しておりファッション性も高い

8%以下

使用禁止

 

 

まとめ:紫外線から眼を守るために

紫外線から有害な光線をガードするアイケアは重要と言えます。目は一生替えの効かない人間で唯一外界に接している内臓ですので年齢に関係なくご自身に合ったケアをされると良いと考えられます。

有害な紫外線から目を守るためにオーストラリアでは外での授業などの際にサングラスの着用が義務付けられている国もあります。

サングラスはファッションとしてのイメージが強くありますが、使いだすと単純に眼が楽になるうえに眼病予防としても効果があるのでサングラスやカラーレンズの装用をお勧めします。

紫外線を多く浴びたことが原因で眼病となってからでは手遅れですので、常にアイケアするという意識が必要です。

ファッション性も高く眼も楽になるので是非ご検討ください。

 当たり前の「快適に見える」ということは特別なことですので分からないことやご不明なことがありましたらお問い合わせフォームなどからも是非お声掛けください。


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