セルフレーム(プラスチックフレーム、樹脂フレーム)の修理
大切にしていたメガネフレームをうっかり踏んでしまった。落としてしまい破損した。
そんなことは無いでしょうか。今回の修理のご紹介は大きく曲がってしまったセルフレームの修理事例になります。(プラスチック部分が折れてしまい完全に分離していても修理可能な場合があります。)

今回のご依頼はMOSCOTのサングラスフレームです。うっかり踏んでしまったとのことで、耳に掛かる横のフレームが破損してしまい、着用ができなくなってしまいました。


広げておいてみると一目瞭然で曲がっており、横からみても正面から見ても大きく変形してしまっております。(右側も損傷あります)

プラスチックも根元から変形してしまっております。
耳に掛かる部分のプラスチックパーツの損傷が激しく修理が困難ですが着用可能なところまで直しに掛かります。

耳のテンプルの修理画像が分かりにくかったので今回は別のフレームにはなりますが修理の画像を掲載します。(フレーム本体から金属パーツがモゲちゃったフレームになります)

写真のようなプラスチックの板(生地)の中から色が近いモノを選び、穴に記事を埋め込みます。
そして、耳に掛かる横のテンプルと合う金具を、はめ込み熱を加えます。
(丁番パーツ、金具が壊れていなければどのまま使います。金具がダメになっていれば形状の合うものを使用します)
金具から伝わる熱でプラスチック生地と金具、本体フレームを結合させます。
耳に掛かるテンプル側の損傷が激しかったため内側に損傷痕が残りますが、着用が可能な状態にまで戻りました。



