単焦点レンズの選び方

皆さんはメガネ屋さんに行くとフレームはたくさんある中で好きなものを選んで楽しくお買い物をしていると思いますが、

レンズはどのように選ばれてますでしょうか?

いろいろレンズの種類が豊富で選択できるお店もあれば、レンズ付きで追加料金無しという店もあると思います。

この違いって何でしょうか?

眼鏡レンズには様々な種類が存在します。ちょっとカラーをレンズに入れたりするだけでも目が楽になり易かったりします。これだけでも選べる種類が増えたと考えられると思います。

私たちが考えるメガネのレンズは種類や用途、人からの見られ方によって全然違うもになると考えております。

見えにくかったり、使っていても目が痛くなったり疲れたりするというのは、

メガネレンズで調整が可能な場合が非常に多いです。

目の健康の為、長く良い見え方ができるように、

目のためにちゃんと選んで買わないと後々に、メガネ生活が大きく変わる可能性があります。

では、どうやってメガネレンズは選べばいいのでしょうか?

メガネは大きく分けて次の3点で構成されています。

 

 

1 設計

2 素材

3 コーティング

この3つが合わさってメガネのレンズが製造されてきます。

 

1 設計

メガネレンズですべての人に一番重要なのは設計です。設計の良し悪しは一般的には揺れ歪み、視野の広さ、快適さだと言われています。設計をよくすることで一番大切なのは疲れにくさが良くなるということです。ここまで目を酷使する環境になってくると疲れにくさは重要なキーワードになってきます。それでは単焦点レンズの設計ってどんなものがあるのでしょうか

 

単焦点レンズの設計

① オーダーメイドの両面非球面

② オーダーメイドの内面非球面

③ 両面非球面

④ 非球面

⑤ 球面

 

の5種類 ひとつづ見ていきましょう

① オーダーメイドの両面非球面 HOYA WFI 2018年発売

まずこのレンズは間違いないです。

というよりもこのレンズにしない理由がないです。

目の距離、メガネを掛けた時の傾斜角度、レンズとフレームの実際のカーブ、アイポイントの測定など…一本の眼鏡レンズに対して個別にオーダーを掛ける特別な眼鏡レンズです。

ですのでご利用のお客様に合った一番自然に見えるレンズですし視野も広く、疲れにくいレンズになります。

単焦点では最高峰のレンズです。TVで言えば8Kテレビですね。

     ④非球面         ①オーダーメイドの両面非球面

 

このレンズはオーダーメイドになっているのでフレームの形や掛けた時の状態を考慮して最適になるように作ってくれるのでより快適になるレンズです。

オーダーメイドの洋服をイメージしてくれるとわかりやすいかなと思います。

② オーダーメイドの内面非球面 HOYA RFI 2014年発売

8年前に発売のレンズ、最新ではなく一昔前のレンズになります。TVで言えば4Kテレビになりますかね?最新ではありませんがまだ価格が抑えられるので需要はあるかと思います。

 

③ 両面非球面 HOYA EP 2001年発売

約20年前に発売された設計のレンズ。TVで言えば液晶テレビでしょうか?このレンズが最低限かなって考えています。真ん中のランクになります。目のために良いレンズをと考えるとここがギリギリかな?と思います。

 

    ④ 非球面           ③ 両面非球面

④ 非球面  HOYA NL 1999年発売

TVでいうとハイビジョンテレビというところでしょうか。

レンズ無料のところは大体このクラスのレンズを価格に含ませています。

もちろん悪い粗悪なものではないのですが、このクラスは設計上は20年前に発売された製品をロングセラーとして販売しているモデルになります。

20年前の携帯を今メインの携帯電話として使う人はなかなか珍しいと思います。

ちなみに1999年はドコモのⅰモードのサービスが開始されました。 しかしこのⅰモードも新規受付を2019年9月30日で終了。

世間ではもっと快適なものが出てきたらそっちに移行するのに、毎日使うメガネレンズはなかなか昔のデザインが淘汰されることは無く当時の設計のまま値を下げて残り続けております。

私たちメガネレンズに詳しい立場としては、良い設計の方が確実に見やすさが違いますしストレスも少ないので、最近の設計をオススメしております。

   ⑤ 球面             ④ 非球面

⑤ 球面   HOYA HL 1972年発売

すでに50年前に発売されたレンズです。

一部特殊なフレームに対してはカーブの対応などが可能なので有効です。

レンズとしては存在しておりメーカーも販売を続けておりますが、テレビで言うところのブラウン管テレビです。懐かしい。

 

 

 2 素材

素材とはどのような屈折率を選ぶかです

屈折率は高いほどレンズの光を曲げる力が大きくなりレンズが薄く出来上がります。

 見た目の観点からも高屈折レンズを使用しましょう。

度数が強いと厚みの差がすごいことになってますね。

 3 コーティング

コーティングについては個別にまとめているのでそちらを基本は参照していただきたいのでここでは傷だけに焦点を当てて説明していきます。

当然レンズに傷つきにくい加工は必要です。

スマホでも使用していると何もしていなくてもふと見ると細かい傷が入っていることがありますし、落とせば大きな傷や最悪割れることもあります。メガネレンズもプラスチックレンズはよっぽどでなければ割れることはないですが、傷はもちろん入ります。

これを防いでくれるのがコーティングです。

傷防止コートが付いていると知らない間についていたという小傷は防いでくれますので安心です。

スチールウールに6kgの荷重をかけてレンズ面を5回往復させる耐摩耗性能評価テスト

 

ついでにふき取り

 

となります。お手入れが簡単ということです。メガネも使えば傷がつくリスクや汚れます。

これをケアするコーティングを施すことによって快適な生活が送れると思います。

 

結果 おすすめのレンズ:

オーダーメイド両面非球面で屈折率が高く傷防止コートが付いているレンズになります。

既製品として出来上がっている両面非球面設計などもお勧めです。

もちろんきちんとした測定を元にレンズを選ぶことが一番になります。

当社ではレンズの種類やコーティングの種類を数多く取り揃えております。

量販店では取り扱いの無い特殊なレンズや、ご要望に応じたレンズをご提供できるようにしておりますので是非店頭などでご相談いただければと思います。

もちろんお問合せからもレンズに関してのことなどご相談を受け付けておりますのでお問い合わせください。