耳の仕組み

耳は、音を聞き、種類、方向、強弱などを聞き分け危険から身を守る役割を果たします。

 

外耳

音を集めて方向を判断し、中耳に音を伝えます。鼓膜までの外耳道は粘液をだして異物の侵入を防ぎ、耳あかとして自然に排出します。よって過剰な耳掃除は良くないです。

 

中耳

外耳からの音は鼓膜を振動させ、中耳にある3つの耳小骨に伝わります。

 

内耳

耳小骨からの振動を電気信号に変えて神経を通り、脳に伝え、実際に音を感じます。平衡感覚を感じとり、体のバランス感覚を保ちます。

 

難聴には、3つのタイプがあります

 

・伝音難聴

中耳炎や鼓膜の損傷・病気等により、外耳か中耳のどこか、音を伝達する部分になんらかの障害があるために起こる難聴です。

・感音難聴

内耳以降の感音器、つまり音を感じる部分になんらかの障害があるために起こる難聴です。この難聴の代表が、加齢とともに聞こえにくくなる聴力障害です。薬物や長時間、騒音下にいることが原因で起こる聴力障害もこれにあたります。単に聞こえにくいだけでなく、音がひずんで聞こえるなど、言葉の聞き取り能力が低下することがあります。

・混合性難聴

伝音難聴と感音難聴の両方が同時に起こるタイプの難聴です。

 

 

 

 

日本の難聴者人口

日本補聴器工業会の発表によると、2000年の世界における推定難聴者数は約5億人、100人のうちの8人が難聴者である可能性が高いという計算になります。
高齢化が進んでいるといわれる日本においては、100人のうちの15人が難聴と試算されています。
しかし、自覚があると答えた人の割合は、全年齢の約10%でした。自覚のない人も含めると、65歳以上の2人に1人に難聴の可能性が考えられます。

・軽度難聴

小さな声や遠くの声が聞こえない。
普通の会話には不自由しないが、多少聞き取りが困難になり、小さな声や遠くの声が聞き取りにくくなる。

・中度難聴

普通の声が聞こえない。
1m離れると大きな声しか聞き取れない。
会議などではやや聞き取りが困難になる。

・高度難聴

大きな声が聞こえない。
40㎝以上離れると会話がわからない。
耳元の大きな声なら聞き取れる。

チェック項目

□1、会話をしているとき、聞き返すことがある

□2、小さな声や、ささやき声が聞こえにくい

□3、後方から話しかけられたら気が付かない

□4、テレビの音が大きいと言われることがある

□5、相づちを打つが、話を正確に聞き取れていないかもしれない可能性がある

□6、銀行、役所、病院で名前を呼ばれても聞き逃すことがある

□7、大きな声での会話のみ聞こえる

□8、大きな声で正面から話をされても聞き取れない

□9、電話のベル音や、電話の会話が聞こえにくい

□10、正面に向かい合っても聞き取れない

聴こえの状態として…

□1、□2のなかで1つでもチェックがついたら…

”正常~不自由しない~”

 

□3、□4、□5、のなかで1つでもチェックがついたら…

”軽度~生返事による誤解、仕事上のトラブルが起こる可能性があります~”

 

□6、□7、□8、のなかで1つでもチェックがついたら…

”中度~家族や周囲の方との意思疎通がうまくいかなくなります。当てはまる方は耳が聞こえにくいことを認めたくない為に、家族や周囲の方が大変な思いをします~”

 

□9、□10、のなかで1つでもチェックがついたら…

”高度、重度~周囲の方と疎遠になり、自動車の音も聞きにくく生活に支障をきたします~”

 

 

 

    ご家族や周囲の方へ

    誰もが”耳が聞こえていなこと”であったり、”耳が悪いこと”を指摘されると、気分の良いことではありません。

     

    難聴の問題は、ご本人だけではなくご家族や周囲の方も大変な思いをされると思います。
    周囲の方が正しく理解しサポートしてあげることが重要です。

    補聴器を活用していく上でも、周囲の協力が非常に大切になります。

    難聴の影響によって、時々イライラしてしまうのは珍しいことではありません。家族や友人など周囲の人たちが、難聴というものを少しでも理解することが、これらの問題を克服する大きな力となるはずです。

     

    補聴器を使用することで、大きく改善される方もいらっしゃいますので是非お試しいただければと考えております。